自分だけのルーティンで強くなろう!
みなさんは自分だけのルーティンを持っていますか?
スポーツにおけるルーティンとは、試合前の心構えや身体の準備を整えるために行われる習慣や行動のことです。
自分だけのルーティンを確立することで、試合や大事なプレーに自信を持って挑むことができます。
本記事では、ルーティンの効果と種類について詳しく見ていきましょう。
ルーティンの効果とは
スポーツにおけるルーティンには、以下の3つの効果があります。
- 集中力の向上
ルーティンは競技中の集中力を高めるのに役立ちます。
自分にとって馴染みのある決まった動作を行うことで、外部の干渉を排除し、プレーに集中できる状態を作り出します。
これにより試合終盤でも集中を切らさず、優れたパフォーマンスを維持することができるのです。 - 緊張の軽減
試合や大会では、「練習の成果を発揮できるか」「ミスしないか」といった不安感から、極度な緊張をすることがあります。こうした状況ではルーティンが非常に効果的です。
自分に馴染みのある決まったルーティンを行うことで平常心を保つことができ、試合や大会でものびのびとプレーすることができます。 - 自信の構築
ルーティンと共に成功体験を積むことで「このルーティンをしたから絶対成功する」という自信がつくようになります。
これは一種のゲン担ぎのように感じられるかもしれませんが、自信を持って試合やプレーに臨むことは極めて重要です。
ルーティンの種類と具体例
ルーティンには大きく分けて4つの種類があります。
ウェイティング・ルーティン
ウェイティング・ルーティンは、試合前の待機時間に行うルーティンです。
試合や大会前の朝食を常に同じものにしたり、特定のアップトレーニングを行ったりします。
プレスタート・ルーティン
プレスタート・ルーティンは、本番直前に行うルーティンです。
必ず右足からコートに入ったり、仲間同士で背中を叩き鼓舞しあったりします。これによって最高の出だしを切る準備を行います。
プレパフォーマンス・ルーティン
プレパフォーマンス・ルーティンは、実際の競技やプレーの直前に行うルーティンです。
打席に入る前に屈伸をしたり、プレー直前に胸に手を当てて深呼吸するなどがあります。
これによって自信を持ち、最高のパフォーマンスを実現します。
ポストパフォーマンス・ルーティン
ポストパフォーマンス・ルーティンは、競技やプレーの後に行うルーティンです。
気持ちを落ち着かせるために深呼吸をしたり、普段のフォームに戻すために素振りをしたりなどがあります。
試合や大会でミスをしてしまった後、素早い切り替えをすることができます。
ルーティンの合う合わないは人によってさまざまです。ぜひ、いろんなものを試して自分に合うものを探してみて下さい。
おすすめルーティン
皆さんにおすすめのルーティンを4つ紹介します。
ルーティンの合う合わないは人によってさまざまです。ぜひ、この4つを参考に自分に合うものを探してみて下さい。
移動時間に自分の好きな音楽を聴く(ウェイティング・ルーティン)
試合前・大会前に自分の好きな音楽を聴くことで、気持ちを高めることができます。
円陣を組みチームを鼓舞する(プレスタート・ルーティン)
円陣を組むこともルーティンの一つです。緊張を緩和させるだけでなく、チームの一体感を高めることもできます。
軽くジャンプする(プレパフォーマンス・ルーティン)
軽くジャンプすることでリラックスすることができます。また、身体がほぐれるため良いパフォーマンスを発揮できます。
大きな声で決まった言葉を言う(ポストパフォーマンス・ルーティン)
ミスの後はどうしても落ち込んでしまいます。
そんな時は「次は守るよ!」「切り替え!」など自分を鼓舞するような言葉を大きな声で言ってみましょう。大きな声を発することで緊張がほぐれ、次のプレーへと素早い切り替えをすることができます。
まとめ
ルーティンはアスリートが最高のパフォーマンスを発揮するための重要な手段です。
ウェイティングルーティンからポストルーティンまで、一人一人に合ったルーティンが成功への道を切り拓く助けとなります。
確立されたルーティンは、アスリート自身の心身を整え、自信を持ってプレーに臨むための有効なツールです。
ぜひ、自分だけのルーティンを見つけてみてください。