夏の必需品エアコンの罠!健康を守るための正しい使い方とは
例年に比べ長かった梅雨が明け、夏がやってきます。
今年の夏の気温は平年に比べ高く、8月には35度以上の猛暑日が続くことが予想されています。
そんな暑い夏に欠かせないのが”エアコン”です。
エアコンの使い方を間違えると体に悪影響を及ぼしてしまう可能性があることをご存知ですか?
この記事では、エアコンの間違った使用方法と身体への影響、正しい使い方についてご紹介していきます。
エアコンを正しく活用して、暑い夏を快適に過ごしていきましょう。
エアコンの間違った使用方法と身体への影響
- エアコンの設定温度を極端に低くする
暑い日には、ついついエアコンの設定温度を低くしがちです。
寒い室内と暑い屋外の気温差による身体への負担は大きく、それがきっかけで夏風邪などを引き起こす場合があります。
また、関節が冷えることでこわばってしまったり、痛みが出ることもありますので注意が必要です。
- 睡眠時のエアコン
最近は夜も気温が下がらず、熱帯夜が続いています。
そのため、十分な睡眠確保、熱中症予防にはエアコンの長時間の使用は避けられません。
しかし、設定温度によっては体が冷えすぎる恐れがあり、睡眠の質が低下したり、起床時に体がだるくなることがあります。 - 直接エアコンの風に当たる
エアコンの冷風を直接身体に当てることにより、筋肉や関節の痛み、冷え性の悪化、乾燥した目や鼻の不快感を引き起こすことがあります。
エアコンの風を壁や天井に向けて循環させるなど、間接的に風を送る工夫をすることでこれらの問題を軽減することができます。 - 清掃不足
エアコンは長時間使用するため、フィルターや内部のホコリ・汚れが蓄積されやすいです。
清掃を怠るとエアコン内部の汚れた空気を循環させてしまい、ハウスダストなどによるアレルギー症状を悪化させる可能性があります。
そのため定期的な掃除やメンテナンスが重要です。
エアコンの正しい使い方とは
- 適切な温度設定
エアコンの設定温度は常に一定にしてはいけません。
室内の温度は外気温に影響されやすく、日によって適した設定温度も変わっていきます。
このことから、エアコンの設定温度は室温を見て決めることを推奨します。
温度計を部屋に置いておくことで、自分に合った室温を見つけることが出来ます。
室温の目安については、環境省は室温を28度にすることを推奨しています。
ぜひ参考にしながら自分に合った室温を見つけてみてください。 - 睡眠時のエアコン使い方
エアコンを使用せず暑い中で眠ると熱中症を引き起こしたり、睡眠の質が悪くなったことで免疫力が低下することがあります。
そのため睡眠時はエアコンを一晩中付けていても問題はありません。
ですが、気をつけるべき点もあります。それは、冷風を直接身体に当てないことです。
冷風に直接当たってしまうと風邪になる恐れがあります。
ブランケットやタオルケットなども活用し、体が冷えすぎないように気をつけましょう。 - 湿度調整
湿度管理は、エアコンの快適性や体への影響に関わるものです。
室内の湿度が高すぎると蒸し暑く感じ、カビやダニの発生などの健康リスクも増えます。
一方、湿度が低すぎると喉や目が乾燥してしまったり、粘膜機能が低下しインフルエンザウイルスにかかりやすくなります。
適切な湿度管理のためには、湿度計を設置し、室内湿度を把握することが大切です。
一般的に、室内湿度は40~60%が快適に過ごせる湿度とされています。
湿度が高い場合は除湿機能を、湿度が低い場合は加湿器を使いましょう。 - 定期的なフィルター清掃
定期的な清掃を行なっていないと、ハウスダストのアレルギー症状を悪化させたり、カビの胞子などにより身体の健康を侵害することがあります。
フィルター掃除は2週間に1回行うことが望ましいです。
臭いが取れなかったり、ひどい汚れがある場合は掃除業者に頼むことも一つの手段です。
最後に
エアコンは暑い夏の強い味方ですが、誤った使用方法により体への悪影響を及ぼすこともあります。
設定温度を過度に低くしたり、直接冷風に当たるなどの行為は健康を損ねる原因となります。
適切な設定温度を保ち、湿度も同時に管理することで快適な室内環境を実現しましょう。
暑さ対策としては、他にも冷感の寝具を使用したり、サーキュレーターで冷風を循環させるなどの方法もあります。
ぜひ、エアコンと組み合わせて活用してみてはいかがでしょうか。
この記事ではエアコンによる影響と正しい使い方についてお伝えしてきました。
エアコンを使ってこの夏を快適に乗り越えていきましょう!