500円でトンボ製作 【DIY】
グラウンド整備に使う木製のトンボ。
野球場や学校など、どこに行ってもたくさんのトンボが置いてありますが、購入する場合の値段は1本あたり3,500円〜6,000円。
1つのグラウンドに20本程度用意しなければならないと考えると、70,000円〜120,000円とかなりの高額になってしまいます。
さらにトンボは長年使っていると地面に擦れる部分が削れていき、釘が飛び出て使い物にならなくなってしまうことも多々あります。
そこで今回はトンボをDIYしてみました!
目標は1本あたり500円!そしてどこのホームセンターでも買える材料で製作していきます。
材料
①ホワイトウッド 1×4×6F(19mm×89mm×1820mm)
②ホワイトウッド 30mm×30mm×1820mm
③ホワイトウッド 19mm×30mm×1820mm
④横折T型金具
材料はDIYの定番・1×材(ワンバイ材)を使用。②と③は1×2材でも代用可能です(1×2材の方がどこのホームセンターにもあると思われます。)
トンボを分解するとパーツは上図の通り。
①が地面に当たる部分で、②が柄の部分、③が補強の斜め材です。
トンボは主に地面に接する部分が60cmのものと90cmのものがあります。まずは60cmのものを作っていきます。
ホワイトウッドは6F(約180cm)のものが最も安いことが多いです。よって、①③は6Fをそれぞれ3等分、6等分しています。
まずは、③補強の斜め材のカットから。45°でカットするため、三平方の定理を使用します。
カットしたい部分に正方形を作り、その対角線でカットすれば45°になります。
このように、45°の斜め材を切り出すことに成功しました。
次に、①の板に柄を取り付ける切り込みの加工をしていきます。
両側に切り込みを入れ、間の部分に2ヶ所くらい穴を開け、
硬い棒状のもので叩くと、木片がポロりと取れます。あとはやすりで切り口を整えればOK。(間違いなく正しいやり方ではないと思いますが、この方法が工具が少なくても簡単にできます…)
続いて、柄の取り付け。加工した穴の部分に柄を差し込み、裏側はT字の金具で補強します。
最後に45°に加工した斜め材を取り付ければ完成。およそ15分程度で1本のトンボが出来上がりました。
合わせて、接地部分が90cmの長いトンボも作ってみました。
作り方はほとんど同じで、1×4材を3等分ではなく2等分、斜め材を6等分ではなく4等分に変えるだけです。
一度にたくさんのトンボを作る場合は上記の図のようにカットすると効率的に作成することができます。
6Fの1×4材と1×2材それぞれ1本ずつから、60cm(図s)の場合は3本、90cm(図L)の場合は2本のトンボができます。
6Fの1×4材・1×2材はそれぞれ250円程度。60cmのトンボは約520円、90cmのトンボは約600円程度で制作できます。店舗による違いや木材価格の高騰によって変わってはしまいますが、既製品を購入するよりはかなり安く作ることができます。
また冒頭でも話した通り、トンボは意外と消耗してしまうもの。今回のトンボ作りの知識があれば、古くなったトンボの一部分のみを取り替えて使用することも可能です。
今回のトンボ製作には特殊な工具を使った作業や難しい作業はありません。また、学校の工作室など、どこでも気軽に作れるので、創部したばかりや部員数が多いなどの理由で整備用具が足りていないチームはこれを機にトンボを作ってみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございました!