1. HOME
  2. COLUMN
  3. WELLNESS
  4. 現役女性アスリートが考える「スポーツ時の生理への向き合い方」

現役女性アスリートが考える「スポーツ時の生理への向き合い方」

今回は、GOODJOB女子硬式野球部所属 現役女性アスリートの岡田桃香選手に「女性ならではの悩み」についてお聞きしました。

女性ならではと聞くと、やはり一番最初に出てくるのは生理問題かと思います。

特に中高生の時は思春期も重なり、生理について周りに話すことは恥ずかしいことだと思う方も多くいるかと思います。

生理でこんな悩みがありました

私は高校まで男子野球部で活動していました。
生理の症状は本当に人それぞれで、私は生理前になると立っているのも座っているのも辛いくらいの腰痛に襲われます。

昨日まで動けていた守備範囲が、次の日は体が重くて動けない。そんな日もありました。

その時は生理に対してなんの知識もなかったですし、単純に実力不足で全然ダメだなという風にしか思わなかったんです。

また、生理が来なくなったこともありました

高校に入学する前からちょくちょく練習に参加させてもらっていたのですが、環境が変わって半年間生理が止まったことがありました。
中学生までは、安定してなかったとはいえ毎月きていたので、なんで半年も生理が来ていないんだ?と思うこともありましたが、その当時は練習についていくのが精一杯で、生理が来ないこともあると聞いたことがあったので普通だろうと思っていました。

半年くらいたってから、そういえば最近生理きてないなぁと気づいて、たまにお腹が締め付けられるように痛くなる時がありました。そこで初めて女性のトレーナーさんに相談しました。

そしたら一回病院で見てもらったほうがいいと言われたので病院にいったところ、診断結果としては、卵巣が腫れているので薬できちんと生理が来るようにしよう。と言われました。

あのまま放置していたら…と思うと今思えばとても怖いです。


スポーツをやっていたら、生理が遅れることや来ないことなどは普通のことだと思ってしまうし、ましてや病院にいくなんて発想はあまり出てこないと思います。

あとは、居眠りが多くなったり、食欲が増加したり、小さなことでイライラしてしまったり、情緒不安定になったりとたくさんの症状がありました。でも、こういった問題を抱えているのは私だけではないと思います。

岡田桃香が考える「女子スポーツの発展に必要なこと」と解決方法

普通に考えたら、【休めばいいじゃん】という答えが出るかと思いますが、いろいろな方のお話を聞いて、休む以外にもこんな方法があるんだ!と思えたことがあるので、それをご紹介していきたいと思います。

まずは、温めることです。
物理的にカイロなどを当てて温めたり、あとは暖かい食べ物で内側から温めるのも効果的です。

次に、これはお聞きしたことなのですが「動く」というのも一つの方法みたいです。
これこそ人それぞれですが、例えば走るのは痛いけど歩くと和らぐとか、そういう方法を自分の中で見つけられるとすごく楽になりますよね。

最後に、気軽に相談できる人を見つけることです。
もし、この記事を読んでいる人の中に、女子スポーツに関わっている人やこれから関わろうとしている人がいれば、ぜひ参考にしていただければと思うのですが

女子チームを運営する上で婦人科医のチームドクターをつけていただけると、選手としてはすごくありがたいのかなと思います。もちろんそれが簡単なことではないということはわかります。

ですが、女子スポーツを発展させていく上でやりやすい環境というのは、そういったところにもあるのではないのかなと私は考えます。

プロチームなどはそう言った導線が比較的あるのかなと思いますが、例えば生理がきはじめる小学生や中学、高校の部活などはどうでしょうか?

男性の指導者だけでは気づきずらいこともあると思いますし、選手たちも自分からいうのは恥ずかしかったり言いづらいということもあると思います。

普段から言いやすい環境」を作るためには、チームに携わる全員の協力が必要になってくるのではないかなと思います。
身近にすぐ相談できる人がいるというのはとても心強いことで、安心してそのチームに所属することができます。

そういった環境が整ってくることが女性スポーツの発展にも繋がっていくのではないかなと私は思います。

今話題の「フェムテック企業」とハグユープロジェクトについて

ところで、皆さんは「フェムテック企業」というのをご存知ですか?

私は今まで全然知りませんでしたが、フェムテックとは、女性特有の悩みをテクノロジーで解決していくことで、近年ではそのフェムテック企業がとても注目を集めているんです。


その中で、私のインスタグラムでご紹介した「ハグユーのサニタリーショーツ」についてご紹介したいと思います。

ハグユーのサニタリーショーツですが「吸収型サニタリーショーツ」と言ってナプキンがいらない優れもの!

何がすごいのかというと、まずコンセプトが「安心を着用する」ということで、女性アスリートも安心して着用できるというところです。

スポーツをしている時の生理って本当に憂鬱ですよね。

蒸れるし、汗で剥がれないか、漏れていないか心配になりますし。

私は野球をしている時はスライディングパンツを履くので、蒸れてしまって本当にキツかったです。

しかし、このハグユーのショーツに出会って変わりました
一日中ナプキンを変える必要がないですし、漏れの心配も全くなかったです。

一日中履いてて匂いや衛生面は大丈夫なの?と思われる方もいるかと思います。

私も正直心配でしたが、全く問題ありませんでした!

一日中さらさらだし、本当に漏れの心配がなかったです。

こんな風に、女性の生理問題が少しずつ解決される世の中に変わってきています。

女性にとって、生理とはある程度の年齢まで付き合っていくものです。
スポーツをしている時の生理は本当に憂鬱ですが、生理について周りも理解してくれる環境があればもっともっとスポーツがやりやすくなるし、女性スポーツの発展に繋がっていくと思います

関連記事

vivinaru

ヴィヴィナル

vivinaruとは?

vivinaru(ヴィヴィナル)は、スポーツをしているしていないにかかわらず、全ての女性の人生の彩りを豊かにする情報を発信する女子スポーツメディアサイトです。「ウェルネス」「ライフスタイル」「トレーニング」「スポーツコラム」「イベント」など多彩な情報を発信していきます。